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自律神経は血管やリンパ腺、内臓など自分の意思では制御できない組織のことを指します。主に、呼吸や代謝、消化、循環などを行っており、生命活動の維持のため、絶えず活動している神経です。

この自律神経が何らかの原因でバランスを欠くと「自律神経失調症」と診断されます。

現在、自律神経失調症は疾患としては認められておらず、うつ病やパニック障害などの原疾患として認められることが多いです。

多くの方は自律神経失調症の幅広い症状に悩まされます。
原因が究明できない不定愁訴は悩みの種です。

「めまい」
「冷や汗」
「震え」
「動悸」
「耳鳴り」
「吐き気」
「胃痛・胃もたれ」
「下痢」
「頭痛」
「微熱」
「過呼吸」
「倦怠感」
「不眠症」
「頻尿」 など
上記は自律神経失調で起こる身体症状です。
どの身体症状が出るか、またそれぞれの強弱は人によって異なります。
そのため、症状は多岐に渡ることが多いです。

「人間不信」
「情緒不安定
「不安感」
「イライラ」
「被害妄想」
「うつ状態」など
さらに身体症状だけでなく、精神症状が出るケースも散見されます。

自律神経失調症は、こうした不定愁訴が起こり、かつ臨調検査では異変が見つからず、顕著な精神障害のないものと定義されています。

実は、

あなたの自律神経失調症がなかなか良くならないのには、ちゃんと理由があります。
当院に来院された自律神経失調症にお困りの方が、楽になっていくのにも、同じようにちゃんと理由があります。

自律神経失調症でお困りのほとんどの方が、漢方や抗不安薬などのお薬に頼っているか、身体症状に対して、もみほぐしやマッサージ、接骨院などの電気やストレッチなど、その場しのぎの一時的な対応しかしていないのです。

そうなんです。それらは実は、根本的な解決法になっていないのです。

自律神経失調症と診断された患者の多くが心療内科や神経科に通院します。
ここでは「抗不安薬」や「ホルモン剤」を用いた薬物療法が基本です。

ただこうした薬物療法は、「身体・精神症状」一時的に緩和しているだけで、根本的な自律神経失調症の原因を解消しているわけではありません。

ましてや「抗不安薬」や「ホルモン剤」を長期に服用することで、依存的になってしまうことは、副作用の項目を読めばわかります。

根本的な解決にはならず、さらに自律神経のバランスなどを崩してしまう恐れもあります。

また、西洋医学での改善が見られない場合は、鍼灸・整体・マッサージを行うことがあります。

ただ、こうした施術も薬物療法と同じように、根本的な解決になりません。

他にも、睡眠の周期を整える行動療法や、体内時計を正常に戻すために強い光を当てる療法。
さらには自律訓練法で心因的ストレスを取り除く方法もあります。

このどれもが短期的に効果が出るわけではなく、長期的に行えば効果が保証されているわけでもありません。

では、自律神経失調症を根本的に解決するとはどういったことなのでしょうか。

自律神経失調症の原因は人によりそれぞれ違います。

• 日常的なストレス
• 薬物の過剰摂取
• アルコールの過剰摂取
• 精神的ショック
• 更年期
• 遺伝的な自律神経の乱れ など

同じ「自律神経失調症」と言っても主な原因のストレスだけでなく、本当に様々な原因からなります。

そこで、全身のバランスを整えていくことが自律神経失調症にも大切なことなのです。

体全体のバランスはとても繊細なバランスで成り立っています。
木を積み上げるバランスのゲームを想像してみてください。
強い刺激をいれてしまうと余計に崩れてしまいます。
だからこそ、強いもみほぐしやマッサージではなく、繊細な施術が必要となるのです。

自律神経失調症は原因不明の疾患と言われています。
あらゆる方法を試しても改善しなかったという方は多いです。
もう諦めてしまっている方もいるかもしれません。

そんな時はまず全身のバランスを整えて不定愁訴に強い体を作りましょう。
自律神経失調が治らなくても、各症状を緩和することが可能です。
少しでも体の状態を整えて自律神経失調症を克服してください。