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どうして手首が痛くなるの?

①手首が常に動いているから

手首は物を持ったり、文字を書いたり、物をつかんだりする時に使います。
つまり完全に安静にするのは、ほぼ不可能です。
ですから関節の疲労が取れるのに時間がかかります。

②筋肉や腱が繊細だから

手首の筋肉や腱が、細くて弱いということ。

指先の細い動きを正確に行うために、たくさんの細い神経も張り巡らされています。
こうした神経を痛めることで、症状が色々な場所に点在していき、改善も遅くなるのです。

腱鞘炎は、同じ姿勢のまま繰り返し手や指を動かすことによって発症する症状。
その動作に関わる筋肉や腱が炎症を起こして、疼痛を感じるようになります。
病院では「安静」サポーターなどで「保存固定」が勧められると思います。

しかし、先で述べたように、手首は常に動いている部分です。
デスクワークを主に生業にしている方には「安静」なんてできませんよね。
仕事は休まずに、改善したいという方がほとんどだと思います。
注射や薬に頼る方法もありますが、一時しのぎで決定的な解決にならないことが大半です。
効果的な操体法や鍼灸がありますので、ご相談ください。

あなたの腱鞘炎がなかなか良くならない理由

腱鞘炎は、腱の周囲を覆っている腱鞘部分の炎症です。
基本的な症状は患部の痛みと腫れに加えて、動かしづらさがあります。
症状がひどくなると、痺れで動かなくなったり、局部が出っ張ったりします。

このレベルの症状の場合、患部を冷やしても変化がなく痛みも長いです。

そもそも、手や指に存在する腱はヒモのような形状をしています。
筋肉と連動して動かすことで、手首や指を自由に動かせるのです。
腱鞘はそんな腱が動く際に骨から離れないように抑える役割があります。

ただ、手首や指を頻繁に動かすと、腱と腱鞘が擦れ炎症が発生します。
初めは小さな痛みでも、徐々に腫れて痛みが強まり腱鞘炎になります。

腱鞘炎は、中高年や手首や指を使う方に起こりやすい症状です。

特に中高年は腱や腱鞘が硬くなり血行が悪いため、ちょっとした動作で痛みを感じやすいです。また、パソコンやマウスを多用している方も腱鞘炎予備軍といえます。

腱鞘炎は早い段階での対処が必要です。
痛みを放置しておくと、いずれ少し動かすだけで激痛が走り、日常生活に支障をきたす恐れがあります。

そんな腱鞘炎はどのように改善していけばいいのか?

実は、

あなたの腱鞘炎がなかなか良くならないのには、ちゃんと理由があります。
当院に来院された腱鞘炎にお困りの方が、楽になっていくのにも、同じようにちゃんと理由があります。

腱鞘炎でお困りのほとんどの方が、痛み止めなどのお薬に頼っているか、もみほぐしやマッサージ、接骨院などの電気やストレッチなど、その場しのぎの一時的な対応しかしていないのです。

そうなんです。それらは実は、根本的な解決法になっていないのです。

腱鞘炎は薬やマッサージでは根本的な解決になりません

腱鞘炎を改善する場合は、患部を安静な状態にしましょう。
痛みがある状態で手首や指を使えば、症状が悪化します。
そのため、痛みが強い場合は薬の服用が考えられます。

腱鞘炎の一般的な治療方法として有名なのが「抗炎症薬の内服・外用」です。
多少の痛みなら抗炎症薬の内服・外用で改善するケースが多いようです。

ただ、抗炎症薬は、「痛みの感覚を強制的に止める」というだけで、根本的な痛みの原因を解消しているわけではありません。

ましてや抗炎症薬を長期に服用することで、胃腸の状態や睡眠のバランスを崩してしまうことは、副作用の項目を読めばわかります。

根本的な解決にはならず、また自律神経のバランスなどを崩してしまう恐れもあります。

腱鞘炎の痛みが治まるからといって、抗炎症薬の内服・外用の長期的な使用は控えてください。

また、強いもみほぐし、マッサージ、ストレッチも同じように根本的な解決になりません。

腱鞘炎を悪化させないためには動かさないことが重要です。
強いもみほぐし、マッサージ、ストレッチを行えば、より悪化する可能性もあります。

抗炎症薬の内服・外用でも痛みが治らない場合は、ステロイド局所注射や腱鞘を広げる手術が必要となります。

解決策は適度なストレッチと安静!腱鞘炎の原因は?

では、腱鞘炎を根本的に解決するとはどういったことなのでしょうか。

腱鞘炎になりやすい方をまとめてみました。

・パソコンで長時間作業する人
・楽器を演奏する人
・文字をよく書く人
・手首や指を使うスポーツをする人
・家事をよくする人

同じ「腱鞘炎」と言っても、本当に様々な原因からなります。
ただ、これらに共通しているのは手首や指を酷使していること。

基本的に長時間同じ動作を繰り返さなければ、重症になることは少ないです。
腱鞘炎は安静にしておくことが必要ですが、たまには関節を動かせなければ硬くなってしまいます。

そこで、全身のバランスを整えていきながら関節のストレッチを行いましょう。

体全体のバランスはとても繊細なバランスで成り立っています。
木を積み上げるバランスのゲームを想像してみてください。
強い刺激をいれてしまうと余計に崩れてしまいます。
だからこそ、強いもみほぐしやマッサージではなく、繊細な施術が必要となるのです。

腱鞘炎は重症のケースを除いて安静な状態が基本です。
その上で関節がなまらないように適度なストレッチを行ってください。
加えて、全身のバランスを整えておくと体の負担を分散できます。

それでは、適切な方法で腱鞘炎を改善していきましょう。

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