あなたの鵞足炎がなかなか良くならない理由
鵞足炎は、膝の内側に痛みが起きる疾患のひとつです。
膝の内側には、縫工筋、薄筋、半腱様筋と呼ばれる筋肉が存在します。
この3つの筋肉が鳥の足のように見えるため、鵞足と呼ばれています。
鵞足炎の主な症状は、膝の内側の痛みです。
歩行や階段の昇降、椅子から立ち上がるなど、何らかの動作によって痛みます。
最初は前述した動作によって痛みを感じるようになりますが、安静にしていれば治癒することが多いです。
ただ、無理な動作を続けていれば徐々に重症化し、いずれじっとしているだけでも痛みを感じるようになります。
このレベルに達すると日常生活に支障をきたすため早めの対処が肝心です。
鵞足炎は、特定の動作で痛みに加えて、膝の内側を押すと痛むため、診断は比較的簡単です。少しでも鵞足炎の疑いがある場合は、膝の内側を押して痛みを確認してみましょう。
そんな鵞足炎はどのようにして改善すればいいのか?
実は、
あなたの鵞足炎がなかなか良くならないのには、ちゃんと理由があります。
当院に来院された鵞足炎にお困りの方が、楽になっていくのにも、同じようにちゃんと理由があります。
鵞足炎でお困りのほとんどの方が、痛み止めなどのお薬に頼っているか、もみほぐしやマッサージ、接骨院などの電気やストレッチなど、その場しのぎの一時的な対応しかしていないのです。
そうなんです。それらは実は、根本的な解決法になっていないのです。
鵞足炎は薬やマッサージでは根本解決になりません
鵞足炎に関しての一般的な対応で「消炎剤・鎮痛剤」が挙げられます。
また、外部から湿布を利用することもあります。
消炎剤・鎮痛剤は、「痛みの感覚を強制的に止める」というだけで、根本的な痛みの原因を解消しているわけではありません。
ましてや痛み止めを長期に服用することで、胃腸の状態や睡眠のバランスを崩してしまうことは、副作用の項目を読めばわかります。
根本的な解決にはならず、また自律神経のバランスなどを崩してしまう恐れもあります。
他にも、強いもみほぐし、マッサージ、ストレッチも同じように根本的な解決になりません。
基本的に鵞足炎はすぐに再発するため、安静にすることが必要です。
そのため、原因となる動作をなるべく控えて日常生活を過ごしてください。
解決策は全身のバランス!鵞足炎の原因は膝だけではありません
では、鵞足炎を根本的に解決するとはどういったことなのでしょうか。
鵞足炎の原因は人によってそれぞれ違います。
・負荷のかかるスポート
・ウォーミングアップ不足
・急な運動による使いすぎ
・骨格の異常
・運動フォーム
・運動時の環境 など
同じ「鵞足炎」と言っても膝だけでなく、本当に様々な原因からなります。
鵞足炎は、膝だけでなくそれに付随する筋肉にも問題があるケースが多いです。
そのため、膝以外にも全身のバランスを整えていくことが大切なことなのです。
体全体のバランスはとても繊細なバランスで成り立っています。
木を積み上げるバランスのゲームを想像してみてください。
強い刺激をいれてしまうと余計に崩れてしまいます。
だからこそ、強いもみほぐしやマッサージではなく、繊細な施術が必要となるのです。
鵞足炎は安静にすることが大切ですが、長期間動かさないと可動域が減ります。
この状態が続くと、膝だけでなく、周りの筋肉にも悪影響です。
そこで、膝に負担をかけないように可動域を広げることが大切です。
全身のバランスを整えていきながら痛みを取り、可動域を広げて行きましょう。
また、鵞足炎は再発しやすい疾患なので改善した後は予防が肝心です。
下記に代表的な鵞足炎を予防する方法をまとめてみました。
・激しい動きをする前に必ずストレッチを十分行う
・激しい動きが終わった後は患部のアイシングを行う
・いきなり運動を行わず徐々に運動量を増やしていく
・膝に負担がかからないようシューズにこだわる
・少しでも鵞足炎の疑いあるなら安静にする。
こうした予防方法を実践すれば、鵞足炎になる確率を減らせます。
鵞足炎の原因や治療方法、予防方法を理解して適切に対処していきましょう。
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