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あなたの肋間神経痛がなかなか良くならない理由

肋間神経痛は、何らかの原因で肋骨に沿って走る神経が痛む症状です。
肋骨に沿って存在する神経が痛むため肋間神経痛と呼ばれています。
あくまで肋間神経痛は症状を指すので病名ではありません。

肋間神経痛は主に姿勢を変える、呼吸する、物を持ち上げる際に痛みが出ます。
漢方医学では、肋間神経痛の症状を6つに分けて定義しています。

・熱鬱小陽
・痰飲停積
・肝気鬱結
・血瘀停着
・肝陰不足
・気血両虚

「熱鬱小陽」は、胸部やあばら部分が痛む、呼吸すると痛みが増す、胸のあたりが苦しくなります。

「痰飲停積」は、あばら部分が痛み、咳・深呼吸、寝返りを打つ際に痛みが激しくなります。

「肝気鬱結」は、あばら部分が膨れて痛み、感情の変化によって痛みが強くなったり、弱くなったりします。

「血瘀停着」は、あばら部分に刺すような痛みがあり、痛む場所が固定されています。また、夜になると痛みが増し、赤く腫れあがることもあります。

「肝陰不足」は、あばら部分に鈍痛があり、目のかすみや耳鳴り、手足のしびれなどが起こります。

「気血両虚」は、痛みはあまりないですが治りが遅く、疲労度合いによって痛みが増します。

このように肋間神経痛では、多様な痛みが出現し、そのどれもが不快感を伴います。それでは、一体どのようにして肋間神経痛を改善していけばいいのでしょうか?

実は、

あなたの肋間神経痛がなかなか良くならないのには、ちゃんと理由があります。
当院に来院された肋間神経痛にお困りの方が、楽になっていくのにも、
同じようにちゃんと理由があります。

肋間神経痛でお困りのほとんどの方が、痛み止めなどのお薬に頼っているか、
もみほぐしやマッサージ、接骨院などの電気やストレッチなど、
その場しのぎの一時的な対応しかしていないのです。

そうなんです。それらは実は、根本的な解決法になっていないのです。

肋間神経痛は薬やマッサージでは根本解決になりません

肋間神経痛に関しての一般的な対応で「痛み止めのお薬」が挙げられます。
一般的に肋間神経痛と判断された場合は、痛み止めのお薬と患部に湿布を貼るなどして様子見します。

ただし、痛み止めのお薬は「痛みの感覚を強制的に止める」というだけで、
根本的な痛みの原因を解消しているわけではありません。

ましてや痛み止めを長期に服用することで、胃腸の状態や睡眠のバランスを
崩してしまうことは、副作用の項目を読めばわかります。

根本的な解決にはならず、また自律神経のバランスなどを
崩してしまう恐れもあります。

また、湿布も根本的な原因が解消されていない場合、一時しのぎ的な対応になってしまいます。加えて、強いもみほぐし、マッサージ、ストレッチも同じように根本的な解決にはならないでしょう。

そのため、肋間神経痛が長引く場合は、「局所麻酔薬」を使用して神経をブロックします。他にも、東洋医学的なアプローチとして「鍼治療」や「低周波治療」が有効とされる場合もあります。

ただし肋間神経痛は、他の病気が隠れている可能性もあるため、
まずは診断を受けて肋間神経痛であることを確認してください。

その後、有効なアプローチを行っていくことをおすすめします。

肋間神経痛の解決策は全身のバランス!

では、肋間神経痛を根本的に解決するとはどういったことなのでしょうか。
主に肋間神経痛の原因は「原発性」と「続発性」に分かれます。

「原発性の肋間神経痛」は、不自然な姿勢や運動不足、疲労によって骨の筋肉が神経に挟まれて起きます。

一方、「続発性の肋間神経痛」は、帯状疱疹ウイルスが原因で痛みが発症します。
一般的に帯状疱疹ウイルスに感染すると疱疹が現れますが、稀にない場合があり注意が必要です。

こうした肋間神経痛の原因を改善するなら、
全身のバランスを整えていくことが重要です。

体全体のバランスはとても繊細なバランスで成り立っています。
木を積み上げるバランスのゲームを想像してみてください。
強い刺激をいれてしまうと余計に崩れてしまいます。
だからこそ、強いもみほぐしやマッサージではなく、
繊細な施術が必要となるのです。

肋間神経痛は、東洋医学的なアプローチが有用なので、
体のバランスを整えながら痛みを減らしていきましょう。

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